古生物学関連書籍の検索・購入方法
1.本の重要性
「本」というのは,非常に重要である.内容に一貫性があることがもっとも評価できる.そして,網羅的に様々な話題が詰まっていることが多い.
もちろん,自分の専門分野に関しては,「本」よりも論文の方が役に立つことが多い.しかし,論文ではその研究の背景がわからないことが多いし,一つのトピックしか無いことが普通である.学部生や院生,または研究者になっても本は貴重な存在である.「本」には自分が知りたい事以外のことも詰まっている.実はこれがもっとも重要である.「そういえば,あの本に書いてあったな.」とか,結構役に立つ.
さらに,その分野で常識になっている部分が「本」に描かれていることが多い.常識的なものをわざわざ論文を読んで理解するのはなかなか大変だ.もちろん論文に引用したりするときは原著を当たった方がいいが,最初の予備的な知識としては「本」は重要な情報源である.
2.本のでどころ
古生物学関連の本を見たとき,そのでどころが大きく3種類存在する.
出版社の本
一つは一般の出版社から出版されるもので,これは書店で購入できる.値段的にはピンキリだ.1冊1万円以上の本はざらにある.しかし,装丁もしっかりしている.
学会が出版している本
学会から出されている本も結構多い.また,トピックを絞っていることが多いので,なかなか良い.また,値段が安い(数千円)ことも特徴だ.ただし,検索や購入がやっかいである.中には,通常の書店で購入できるのもあるが,なかなかそうはいかない.各学会の出版物のWEBページを見て,電話やFAXで注文ということもある.
学会に参加したときに購入するのがいいかもしれない.
自費出版の本
これはもっともやっかいだ.著者が亡くなったらどうするんだろう?と思うが,まあそれは置いておいて,これらの本は図鑑などが多い.特に地域を絞ったもので,その地域を研究する上でどうしても必要になることが多い.値段はピンキリだが,学生であることを言えば安くしてくれるかもしれない.
3.本の検索・購入方法
さて,やっと本題である.
いかにして本を検索するか?探し出すか?地道に本屋を巡ってもいいが,外国の本は置いてないし,専門書自体おいてないところが多い.
そこで役に立つのはやっぱりインターネットである.
日本の地質,古生物系の本は,築地書館,朝倉書店,講談社,NHKブックス,古今書院,共立出版,東京大学出版会,東海大学出版会などからでている.
本を探すならやはりamazon(下記バナー参照)を利用しない手はない!私もほとんどの本をamazonで購入している.